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北海道での2021年1月のCOVID-19新規感染者減少傾向について

掲載日:2021.01.26

獣医疫学教授 蒔田浩平

2020年末から2021年始に掛けて観察されたCOVID-19の顕著な「日ごとの1人の感染者が感染させる人数」実効再生産数(Rt)の増加について、1月16日までのモニタリング結果を報告します。 1月3日以降急速に増加した症例数は、1月15日には202人のピークを迎え、減少傾向にあります(図1)。

図1.北海道における2020年9月24日から2021年1月25日までのCOVID-19発生数

実効再生産数(Rt)は、道外からの帰省者数の増加と会食の機会の増加からか、12月31日以降に大きく上昇し、一旦1月8日には約1に戻りました(図2)。しかし、1月9日から一過性の上昇が見られ、1月16日現在では(9日前までしか推定出来ない)1を下回っています。これは、道外に帰省していた人達の道内帰還と新年会によるものかも知れません。感染者が増えた場合、それら感染者は約3日前に感染していますので、3日前の行動が表れています。 医療体制と経済活動の回復には、まだまだ安心できない状況ですので、気を緩めずに基本的な感染防止対策を継続しましょう。

図2.2021年1月16日までの実効再生産数(Rt)の推移

実効再生産数の計算方法:
5日間移動平均値を用いて、Wallinga and Teunis(2004)の推定方法を実施。

Wallinga J, Teunis P. (2004) Different Epidemic Curves for Severe Acute Respiratory Syndrome Reveal Similar Impacts of Control Measures. Am. J. Epidemiol. 160(6), 509-516.


酪農学園大学獣医疫学ユニット(2021.01.26)|お知らせ