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北海道での2021年始のCOVID-19感染増加傾向の変化について

掲載日:2021.01.18

獣医疫学教授 蒔田浩平

2020年末から2021年始に掛けて観察されたCOVID-19の顕著な「日ごとの1人の感染者が感染させる人数」実効再生産数(Rt)の増加について、1月8日までのモニタリング結果を報告します。本シミュレーションではその日発症した方が何人感染させたか8日間追う(コホートRt)ため、また5日間移動平均の計算では最短で3日前の値しか分からないため、1月8日までしか正確に計算することが出来ません。 1月3日以降急速に増加した症例数は、1月17日には124とやや少ない数となりつつも、1月15日には202人と、12月10日以来初めて再び200人を超えています(図1)。道内では以前札幌市での発生が多く続いています。実効再生産数(Rt)は、1月4日をピークに減少し始め、1月8日には約1に戻っています(図2)。
年末年始の人の移動に着目するならば、道外に帰省していた人達の道内帰還がほぼ終わり、それらの人々のうち道外で感染して戻った方々が新年会などで新たに感染拡大を起こさないか、今後数日間の推移を注目すべきです。
会食の機会を避けて、基本的な感染防止対策を継続しましょう。

図1.北海道における2020年9月24日から2021年1月17日までのCOVID-19発生数

図2.2021年1月8日までの実効再生産数(Rt)の推移

実効再生産数の計算方法:
5日間移動平均値を用いて、Wallinga and Teunis(2004)の推定方法を実施。

Wallinga J, Teunis P. (2004) Different Epidemic Curves for Severe Acute Respiratory Syndrome Reveal Similar Impacts of Control Measures. Am. J. Epidemiol. 160(6), 509-516.


酪農学園大学獣医疫学ユニット(2021.01.18)|お知らせ