ホーム > 全件表示 > お知らせ > 年末年始の人の移動による北海道でのCOVID-19感染拡大傾向について

各種記事

年末年始の人の移動による北海道でのCOVID-19感染拡大傾向について

掲載日:2021.01.11

獣医疫学教授 蒔田浩平

2020年11月17日以降の北海道鈴木知事による新型コロナウイルス感染症対策で一日の発生数が減少傾向にありましたが、2021年の年明けから発生数が増加傾向にあります(図1)。
日ごとの「1人の感染者が感染させる人数」である実効再生産数(Rt)は、北海道の対策により1以下に下がりましたが(図2:A~C)、1月1日から1以上に転じ、1月3日、4日と連続して高い値を示しています(図2)。
Covid-19の潜伏期間は3日ほどなので、Rtで示される数の2次感染者を生み出した感染者は、その3日ほど前に感染しています。すなわち、12月28日頃からの感染地域からの帰省あるいは会食の機会の増加が原因かも知れません。一過性の上昇の可能性もありますが、今後数日間の推移を注目すべきです。
基本的な感染防止対策を継続しましょう。

図1.北海道における2020年9月24日から2021年1月11日までのCOVID-19発生数

図2.2021年1月5日までの実効再生産数(Rt)の推移

実効再生産数の計算方法:
5日間移動平均値を用いて、Wallinga and Teunis(2004)の推定方法を実施。

Wallinga J, Teunis P. (2004) Different Epidemic Curves for Severe Acute Respiratory Syndrome Reveal Similar Impacts of Control Measures. Am. J. Epidemiol. 160(6), 509-516.


酪農学園大学獣医疫学ユニット(2021.01.11)|お知らせ